満を持して。 新作革『編む』。
Posted on 2019年3月26日 17:39 under BAG&洋服, NEWS!

春でございますね。


また、長い事DAIRYご無沙汰してしまいました。

みなさま、如何お過ごしでおいででしょう。



       蚊帳帳トリミング後.jpg


わたくしは、東京と京都の街を月に一度、春♀と移動する暮らしにまだまだ慣れずにおりますが、
それでも少しずつでも我々なりのリズムを掴むことに、焦らずにと想いながら致しております。



元々バッグ製作を始めたは、『洋服だけでなく、和服にもそのまま持てるモノが欲しかったから』
というのは繰り返し記させて頂いております。 
私自身'着物'というものには精神的に随分助けられました。前職のヨーロッパブランドの仕事から離れた時がその始まり。


身体の動きが制約されること、その扱いから自然と生まれる柔らかな優しい所作に
自分自身ほっと救われる瞬間がございます。着物をお召になられる方ならきっと同じように
感じられることがあるのではないかしら? と。 


        IMG0776.jpg


もうすぐ三年近く経つのでしょうか。
二つの異なる土地での仕事が整うまでは、舞のお稽古を一区切り、しばらくお休みさせて頂くことに致しました。大好きな舞から離れることになり、着物に袖を通すのも少し辛いような気持ちがあり距離を置いていましたけれど、また最近になって身に着けるようになりました。
京都のアトリエでは襷がけをして着物のままで製作する日もある程、むしろ以前よりケの日常着として身に纏うようになっております。

元来、出不精なわたくしですが、
着物を着ると、背中を押され、'ササッと外での用事も済ませましょう。'という気にもなりますから不思議です。


インスタグラムをご覧頂いている方もおいで下さるかと思いますが、
先日は、家を出て戻るまで、機中もすべて着物で通す旅を致しました。
草履と足袋の小さな歩幅の速度だからこそ目に留まる目に映る景色、街の佇まいや匂いに、
本来の自分のリアルサイズを取り戻すような、ゆっくりそした時間の流れを感じる
良い旅でございました。

             
       IMG0835.jpgのサムネール画像のサムネール画像


            
´鱧の骨切り'という名前で、顧客様には御馴染み下さっている革は、イタリアの職人と
三年の年月を掛けて開発した素材でございました。 
同様に、三年の月日を経てようやく、Nobuko Nishidaこれからの新しい柱になってくれる
革が整いました。まるで飴色に経年変化した編まれた竹のような立体的な型押し。
まさしく、一等初めに願った、和と洋を繋ぐ懐の深いバッグがつくれる気がしております。

こちらのバッグは、四月、東京と京都で致しますPrivate Exhibitionでご覧頂きます。
上記写真で着用しております、蚊帳のような透け感のある麻の洋服も新作。
同様に来月、満を持してのデビューと相成ります。

*日程、場所等詳細はHP内EXHIBITIONページにUP致しておりますのでご覧下さい。

 
                   
 では、みなさま、どうぞ良き春をお過ごし下さいませ。


                         平成三十一年 三月二十七日
                       
                                 西田信子拝



 



              
          

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