2016年3月
Posted on 2016年3月31日 19:18 under
BAG&洋服
横幅40cm強の大ぶり籠Bag.
ガンガン、タフに使って頂きたい。
そしたらサイドのギャザーは柔らかく、全体に艶が出て美しくなりますから。
こちらはふた回り程小さなクラシックサイズ。
ボディはサハラ、底とハンドル部分は敢えてアマゾンとミックスにして遊びましたこの子は
2日前に沖縄に旅立ちました。
お嫁入り先には既にクロコのブラックとボルドーの籠Bag達がいるお家。
長くDIARYをご覧頂いている方にはご記憶の方もおいでかと。
それぞれを綴った日のDIARYは共にとても反響がございました。
それはそれは長いことお待ち頂きましたが、
無事にお手元に届きお気に召して頂いたご様子のメールを頂戴し、
今はただただほっとしているところでございます。
とはいえ、すべてのバッグ同様、実際にご使用頂くのはこれからですので、
今から発生する永遠のプレッシャー=責任も同時にずっしりと感じております。
革の種類よって、同じ大きさ=型紙でも物理的につくれないものもございます。
その理由はなかなか説明するに窮するのですが、、、
そして、仮に結果的にはなんとか形にできたとしても
制作の工程でかなり無理=消耗を強いられるものもあるのでございます。
このカモフラージュクラシックサイズも実はそれに当たりました。
トートバッグもそうなのですが、
カモフラ―ジュの革は張りが有り固いので(使い始めるとどんどん柔らかく変化しますが)
ギャザーを寄せたり、裏返したりといった作業がとても難しいのです。
特に、サイズが小さくなると却ってその作業には相当な力が必要になります。
もしこれがこのお客様からのご要望でなく、自らつくりはじめていたとしたら
間違いなく途中でギブアップしていましたね。
こういうことは初めてでしたが、、、何度も何度もつくりなおしました。
ようやく完成した姿を見て、
カモフラージュという革とこのサイズのバランスのパーフェクトさに我ながらとても満足致しましたが、
この組み合わせはこの方におつくりしたこの一点だけのパーマネントバッグにと思います。
このひとつの籠Bagの制作を通して実に様々な事を学びました。
こういう機会を与えて頂いたお客様に心から感謝しております。
そして、お話を頂いてからこれまで、幾度の展示会も過ぎ、
旅に出掛けたりと色々致しましたのに、
その間一度の催促も頂かず、むしろDIARYをご覧下さり折々にお励ましのメール頂戴しました。
そしてご遠方から、東京のアトリエや展示会にもお運びを頂きました事、
言葉に尽くせないほどに心から有り難く感謝申し上げております。
Nobuko Nishida
Posted on 2016年3月29日 15:34 under
BAG&洋服
ARE YOU READY?!!!
Yeah!!
THANK YOU!
PS)
着用の洋服はすべてNobuko Nishida。
ジャケットコート/生地:イタリアCerutti社スーパーライトウール(オールシーズン対応)ブラック
ノースリーブVネックTOPS/生地:同上
ハーレムパンツ/生地:同上
次回DIARYはカモフラージュシリーズ最後、
籠BagをUPさせて頂きます。
Nobuko Nishida
Posted on 2016年3月28日 14:49 under
BAG&洋服
カモフラージュ ジャングル。
カモフラージュ アマゾン
超ミニミニ
ブラックステッチ
カモフラージュ クラシック
スクエア
ダークグリーンステッチ
カモフラージュ サハラ
ダックスフンドシェイプ
ライトキャメルステッチ
カモフラージュ クラシック
横長ラージ
キャメルステッチ
カモフラージュ クラシック
横長スーパーラージ
ハンドルブラック
ブラックステッチ
カモフラージュ アマゾン
スクエアラージ
ブラックステッチ
カモフラージュ アマゾン (私物 使用約2年)
長方形ラージ
キャメルステッチ
次のDIARYでは、以上のトートの大きさがお分かりになるようにと
わたくしめがバッグを持った状態の写真を同じ順番でUPさせて頂こうと思っております。
Nobuko Nishida
Posted on 2016年3月25日 19:19 under
BAG&洋服
昨年3月、12月の展示会を通してたったひとつだけ制作しDISPLAYしていたNASA君。
牛革をブラックに染め、スクラッチ(引っ掻き)し、
その上に銀箔を施すというそれは手の込んだ素材。
時間と手間が掛かっている分、それだけ懐は深く、キャパシティーは広く、
一見したそのスペイシー=宇宙的なる風貌を超えて、
着物にも合うとおっしゃって下さった方が何名もおいで下さり驚きました。
まさにそこを狙ったデザインでしたので!
もう二度と同じ革の再現は難しいと思っておりましたが、
その後も熱心にリクエストを沢山頂きましたので
再チャレンジして数頭成功致しました。
そんな訳で、貴重な素材。
慎重に丁寧に制作してやっと揃った出来たばかりのホヤホヤのNASAファミリー。
上写真左は、超ミニミニサイズ。
真正面から見ると大きなおめめがまるでバルタン星人みたいでかなりシュール、
そしてなんともいえない愛嬌がございます。 でしょ?
真ん中。(ご売約済。明日お迎えです。)
右端は、長方形タイプの大きいトート。 バルタンの父。
アトリエに彼らが揃って誕生したのはほんの数日前。
それからここの空気は一変しました。
なんと形容してよいか、、、
とにかくCOOLなBag達です。
NASAファミリー、いやバルタンファミリー!(笑)の増殖は、革の数量に限りがありますので
残念ながら沢山は世に出せませんが、
今年集中して出来る限り生み落そうと思っております。
この革はLIVE感、スピード感重視で制作したいシリーズ。
こういう個性的な素材にこれまで以上に今年は果敢にチャレンジ、挑みたいと
ひとつひとつ取り組んでおります。
次のDIARYは、この数日猛烈な勢いと情熱で制作した別のファミリーをご覧頂きます。
バルタンの母 Nobuko Nishida
Posted on 2016年3月24日 08:15 under
BAG&洋服
今日、そして明日の2日間で、
昨年12月のAXISギャラリーでの展示会以降これまでの3か月余りの間に
制作致しましたBag達をご覧頂きます。
鱧の骨切りブラック。
お膝の幅にすっぽり収まるこのサイズは最もご要望が多く、
Nobuko Nishidaトートの定番の中心的存在に。
ナッパブラック。
何より軽いナッパ、そして幅35cmのこのサイズは電車通勤の方から特にリクエストが多く、
いくつもトートをお買い求め下さっているお客様でも
最も頻度高く使うとおっしゃって頂く、素材XサイズXカラーの組み合わせ。
ナッパブラック、ダックスフンド。
上のナッパと違いしぼが立った個性的な表情の革でしたので
縦に浅く横にワイドな少し遊びのあるダックスフンドシェイプに致しました。
お背の低い方でもバランスよくお持ち頂けて、バッグの中身を一度に見渡せて
モノをすぐに取り出しやすいので使い勝手が良いのでございます。
ブラックがずっと無いままになっており気になっておりましたので
今回ひとつ作りました。
REVERSEブラック。
その名の通り、裏面を磨いて外側に、本来の表を敢えて裏側に配した
極めて贅沢でお洒落な革。 厚手ですので重いものやタフな使用にも耐えます。
縦と横の長さがほぼ同じバランスとこの革の組み合わせは
わたくしが今男性の方のデイリーユースに最もお薦めしたいBag。
いかがでしょう?
お待ちいただいていたBagがおりましたでしょうか?
だと嬉しいのですが、、、
明日UPさせて頂きますのも、リクエストを頂くことの多いトート達でございます。
Nobuko Nishida
Posted on 2016年3月21日 23:27 under
制作風景
久しぶりにDIARYをUPさせて頂いてからのこの一週間、
メールやお電話を沢山頂戴したお陰様で俄然制作意欲が湧き、
この連休アトリエに籠って集中して作業が出来ました。
そんな3日間ももうすぐ終わり。
春♀も何度も伸びして退屈アピールしてるから(上写真)笑、
そろそろ切り上げて、また明日に致しましょ。
今週は、少しテンポよくDIARY綴れたらと思っておりますので
またお付き合い頂けましたら嬉しゅうございます。
Nobuko Nishida
3月に入りまして俄かにお尋ねを頂戴しておりますアトリエでのフリーオープン。
今年1回目のそれは今月後半にさせて頂くことと致しました。
久しぶりということ、アトリエリニューアル後初めてということもありご希望多く、
今回につきましては、個々にお尋ね頂いた方に日時をお伝えし、その際ご予約を頂いたお客様のみにお運び頂く形とさせて頂きたく存じます。
フリーオープン日以外の個別のご予約合わせて以下迄ご希望をお知らせ下さいませ。
e-mail:studio@nobuko-nishida.com
tel:03-6273-1146
今月の掲載誌をお知らせ致します。
'大人のお洒落手帖' 4月号p25 夏木マリさんがブラックのフード付カットソードレスを着用下さっています。
Vivienne Westwoodの仕事をしておりました頃、もう20年近く前になりますでしょうか、、、
ロンドンで'印象派'というご自身のパフォーマンスをなさった折、Markと共にご招待頂きました。
あれから時が経ち、今回自分がデザインしたのドレスをお召し頂くというご縁に恵まれましたこと
とても感慨深く思っております。
しなやかな身体の動きでとても美しく纏って頂きました。大切なビジュアルがまたひとつ。
是非ご覧になって下さい。
最後に、
2か月DIARYが滞りました。
その間ご心配頂き、お手紙やメールなど頂戴致しました。
どうしても、すべてにお返事することができませんでした。
心からお詫び申し上げます。
そしてお気遣い頂きましたみなさま、変らずDIARYをご覧頂いていたみなさまに
深く深く感謝申し上げております。
ありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
西田信子