'最近着物の写真が無くて残念です。' とメールを頂戴しました。
変らず着ているのですが、出掛ける前はいつもバタバタ慌てているのがこのところの常で、
写真は戻って来てから撮ろうと思いつつ、帯を解いてから気づくことが多くて。。。
この日の写真も、そんな感じで、いつも通りに帰宅するや否や春♀の
夜のお散歩に走り回った後のすっかり着崩れたお目汚しな姿ではございますが
UPさせて頂くことに。
明治か大正の頃の古い着物。
帯は頂きモノでございます。 とっても気に入っていて、夏になると取りだして大切に締めております。
キャメルのクロコダイルX牛革の'鱧の骨切り'のコンビの籠バッグを合わせてみました。
着物は髪型が命。
最近ここ数年赤く染めていたのを真っ黒に戻しました。
長くて量の多い私の髪。
東京ではなかなか結って頂けるところはなくて、、、
もう10年以上お世話になっているご夫婦でなさっている髪結いさんはある梨園の方のお抱え。
舞の舞台も含めて、ここぞという着物の機会には引き受けて頂いて、わたくしにとってなくてはならないお人でございます。
この宵は専ら遊びの日でございましたので、
アンティークの簪を組み合わせて付けてくださいました。
奇しくも一晩のうちに、スカイツリーと東京タワーを眺めることになった夜でしたが、
わたしは断然東京タワー贔屓。
なんてったって、哀愁がございます。
お天気が定まらないこういう時期は毎年気分が滅入って困ります。
出掛けるのが億劫になる時は、いっそ夏の着物ですっきり髪をアップにしますと
気持ちもシャキッと晴れやかになるから不思議。
夏の着物って、やっぱり一等に大好き!
明日の夜は、毎年恒例にしている海の日の夕べ、隅田川のほとりにある古いお家での
川開きの一席。 どんな天候であろうと着物でお客様をお迎えすることにしています。
さて、何を着ましょうね。
写真も忘れずに撮りましょう、と思います。
学校はもう夏休み。
短い夏の本番が始まります。
まずはみなさま素敵な連休をお過ごしくださいまして。
Nobuko Nishida