2015年1月

DIARYでご紹介するより先に、
またまた、お客様から先にメールを沢山頂戴してしまいました。
婦人画報3月号、'世界が注目する メイド・バイ・ジャパニーズの服'という
特集ページの中でNobuko Nishidaの洋服を取り上げて頂いております。
(P170&P177 イタリアの麻で作ったブロンズカラーのワンピース。)
素敵な写真でご紹介頂いていますので、是非ご覧になって下さい。
*4月の京都&青山での展示会では、色違いのインディゴブルーとブラックも合わせて
ご覧頂けるように準備致しております。
さて、トートバッグ。
今回3月の個展でご覧頂きたいシリーズのひとつ。'樹皮'。
'桜'。 その名の通り、本当に桜の皮の様に仕上がりました。
こういう複雑な表面加工の革は、同じように再現できるのかどうかわかりませんので
沢山の方に御覧頂きたいと願っております。
横に長いトート。
女性の方でも日常にも旅行にも持って頂きやすいサイズに仕上げました。
きっと着物にも素敵かと。
こちらは'木炭'の様。
ちょっと気取って'Charcoal'(チャコール)とでも名付けましょうか。
実は、'このバッグを選んで下さる方は一体どんな方だろう。。。'と色々思い描いております。
一見地味。
ですが、その実とてもスタイリッシュ、使うほどにきっといい意味で´化ける'バッグかと
思っております。
横30cm程の使いやすいサイズ、ハンドルは太めにマニッシュに。
今はマットですが、使うほどに艶が出て色が少しダークに'古木'へと変化致します。
着物にも合わせやすいミニサイズ、ハンドルは細く、そして敢えて少し長く、ステッチは淡い黄色で少しピリッと利かせて。
自然の樹木と同じ、
これらの革もひとつひとつが全く異なる表情を持っております。
お選び頂いた方に、末永く育てて頂ければと願いながら制作致しました。
Nobuko Nishida
いよいよDMの撮影も今週日曜日と迫り、
さてどの洋服を、どのバッグを使おうかとコーディネートチェック。
実際には写るかどうかは判りませんが、シューズは全体のバランスを決める大切なツール。
故に、いつもいくつか余分に準備致します。
普段は同じものばかり。なのに、
'一体いつ履くの?!!'というような不思議な靴は昔からやたらと沢山持っているわたくし。
すべては、こういう時の為!
すこぶる小さい足故、今の今探して見つかるものではありません。
アクセサリー同様、何年もかけて集めたわたくしめの愛すべき戦友達。
3月のバッグ個展に向けて、会場のレイアウトも具体的に進めなくてなくてはいけない
段に入りました。
実寸から計算して方眼紙に什器の置く場所を決めていく作業。
切ったり、貼ったり、 極めてアナログなれどこれがとても重要な仕事。
3月の個展は初めてお借りする場所なので、搬入とディスプレイに要する時間や
お客様の動線を想定しながら、いつもより慎重に進めてなくてはなりません。
バッグ・洋服の制作、DM作成、諸々、同時進行で異なる仕事を進めていく必要が
あるこれからの時期、自分の体調も含めて事故が無い様にと緊張が高まって参ります。
Nobuko Nishidaの定番中の定番、Vネックノースリーブのワンピースドレス。
シャネルスーツにも提供なさっている岩手の手紬の圧縮ウールで作ったものを、
桐島かれんさんが'暮らしの手帖'の'ワンピースのおんな'というページで着て下さっています。
それはそれは、美しいお姿。
私物をご紹介頂いているのでNobuko Nishidaのクレジットの記載が無いにもかかわらず、
こちらのDIARYでお知らせするより先に何人ものお客様から、
'Nobukoさんのですよね?'とメールを頂戴しました。
重ね重ね、幸せな、有難きことと、
感謝申し上げております。
(実際は、もっとダークレッドです。どうしても赤がピンクに写ってしまいます。。。)
*3月19日~23日、東京六本木でのバッグ個展のDMをご希望の方は、
Nobuko Nishida
Posted on 2015年1月23日 22:05 under
制作風景
'牛革にクロコダイルの型押し'
一般的に、その響きは、'クロコダイルに似せた革'のような印象があるかもしれません。
ですがNobuko Nishidaの型押しはそれとは全く異なります。
去年最後に制作したオレンジ色の牛革にオーストリッチの型押し同様、
熟練の革なめし職人のなせる技。
この革という素材自体が既にすばらしき作品。
本来のクロコダイルに無いむら染めにより生まれた躍動感と立体感。
そして何しろ、牛革だからこそ可能になるその大判のサイズがわたくしにとって何よりの魅力。
クロコダイルでは不可能なデザインが現実のものとなるのですから。

今までのところ、イタリアから届いたのは唯一この一頭一枚。
究極のひとつを、籠バッグにしようか、トートにしようか、、、
と随分悩みましたが、結局トートにしました。
さて、明日はDM撮影用の商品のコーディネ-トの日。
制作する者は、どうしても、あれもお見せしたい、これも、、、と
欲張りになってしまします。
DMはNobuko Nishidaにとって大切な作品のひとつ。
わたくしの3月の個展に賭ける想いが確かに伝わるようなビジュアルにと
願っております。
Nobuko Nishida
樹木の皮のように仕上げた革達。
ハンドルをどれにしましょうかしらんと思案すること数週間。
3月の個展では、これまでにない'ひねり'を利かせた組み合わせも御覧頂けたらと
企んでおります。
一番下の茶色は名付けて'桜'。
その名の通り、まるで本物の桜の樹皮みたいございましょ?
今月の掲載誌。
'大人のおしゃれ手帖'では、スタイリスト佐伯敦子さんがトートバッグを、
'My Age'では、モデルの松本孝美さんがワンピースドレスを、
其々ご紹介頂いています。
お二人共、Nobuko Nishidaの商品を以前から、実際にお使い下さっている大切なお客様。
それ故にとても嬉しゅうございます。
責任を感じつつ、、、
感謝しながら、、、
今日も制作に勤しむと致します。
Nobuko Nishida
*お知らせ
このところ、3月・4月の個展・展示会のDMご希望のメールを毎日沢山頂戴しております。
ありがとうございます。
すべて嬉しく拝読しております。
個々にお返事させて頂けておりませんが、お送り下さいました皆様は、
確かにリストに加えさせて頂いておりますので、ご案内お送り致しました折には、
何卒お運び下さいませ。
牛革一頭をそのまま一枚革で裁断致します。
こういうシボが立った子は、続いている皮膚と言えども、その部位でこんなに表情が違う。
そうしてそれはそのまま、トートバッグの表と裏でこんなに異なったキャラクターとなりゴージャス!
ミルクティーカラーのこのトート。
まさしく革本来のダイナミックな部分と、対極に繊細な肌質のコントラストが際立って美しい、
わたくしにとっても間違いなく、後々までも印象に残るであろうスペシャルBAGとなりました。
こちらはまた打って変わってシルバー箔を施した革。
とはいえ、わたくしの使用致します牛革は、すべて化学薬品を全く使わない製法でなめされた
レザーでございますから、加工を施してもきらびやかさはなく、あくまでシック。
フッ~。
焦らず丁寧に、でもリズム良く! 制作はまだまだ続きます。
動物との格闘の日々。 ほんの少しの時間も惜しいけれど、、、
3月19日個展の初日迄、あと2か月無事に完走する為には体のメンテも仕事のうち。
ちょっぴりハードなパーソナルトレーニングも再開。
NEVER GIVE UP!
Nobuko Nishida
Posted on 2015年1月20日 09:31 under
BAG&洋服
久し振りに着てみた'ボウブラウスドレス'。
わざと長めにデザインしたボウは、その結び方次第で(結ばないのも良しでございます)
印象も色々に。
(写真のグリーンは終了致しました。現在ブラックがございます。)
ボウブラウスの上から'ケープドレス'を羽織ってみました。
お陰様にて、新作のこのケープドレス、先日のフリーオープンでも好評。
写真のフルレングスとは別に、
少しだけ短めのミディアム丈もお作りすることに致しました。
とはいえ、着丈を単純にカットするだけというわけには参りません。
全体のバランスも考えてパターンは全く別のものとして一から始めますので、
ご覧頂けるのは4月の展示会の折と相成ります。
わたくしが手に持っておりますのは、上の写真右側の小さい方の籠バッグ。
クロコダイルxスワカラ(=アストラカン)。
左の方は横幅約40cmのクロコダイルxウイーゼル。
籠バッグは、これまでも外で致します展示会場等にはあまり数をお持ち出来ません。
梱包に神経を費やしますし、ボリュームがとても大きくなりますので
アトリエでご覧頂くのが一番安心でございますから。
つきましては、3月六本木、4月京都・青山の会場にてDIARYで登場致しましたもので
御覧になられたい籠バッグがおありでしたら、メールでお知らせください。
その分につきましてはできるだけお持ちしたく思っておりますので。
Nobuko Nishida
今年初めのフリーオープンもお陰様で無事に終えました。
フリーオープンという日を設けましたのはこの4,5年のことで、
それまでは完全予約制にて個々に対応させて頂くだけのNobuko Nishidaでございました。
そして更にその前は、年に2~3度程致します展示会の時のみ商品をご覧頂くというスタイルを
取らせて頂いておりました。
今ではHP上のみのお知らせにもかかわらず、
ご遠方にお住まいのお客様も、フリーオープンを目指してお運び頂く程にみなさまに馴染んで頂いたように感じております。
ただ、限られた空間、限られた時間の中で、
それぞれにご希望も目的も異なる方々が一緒になられます。
有難いことに、これまでお客様のご理解とご協力でトラブルなく続けさせて頂いておりましたが、
なかなか行き届かない事多く、心苦しく、正直わたくし自身、最近はこのスタイルの限界も少し感じ始めてもおりました。
まずは、3月のバッグの個展、4月の洋服の展示会を無事に終えましてから、
今後またどのようなスタイルが良いのか、改めて考えたいと思っております次第でございます。
もしご意見・ご要望がおありでしたら、どうぞお知らせ頂けたらと存じます。
さあ~て、DMの撮影まであと10日余り。
どのバッグにしようかしらんと、
個展用に制作したものをショップスペースに所狭しと一斉に並べてみました。
そして、まだつくりたいものは色々あり、、、
あ~、次はどちらの革にしようかしらん。
朝起きて、顔を洗う間も惜しい位(勿論、洗いますけどね、笑)すぐに制作に取り掛かります。
時間との闘いは続く。。。
Nobuko Nishida
Posted on 2015年1月14日 13:47 under
BAG&洋服
THAT'S Nobuko Nishida ! というテイストのBAG 'SUNSET' の完成。
洋服で例えるなら、先のDIARYでUPさせて頂いた 'ケープドレス' の様な存在でしょうか。
実際、一般的にお求め頂いてお使い頂くのはきっと難しいと思われど、、、
わたくしが本来のところ目指したい際のゾーンなのでございます。
ハンドルもボディーと同じ革でと制作しましたが、この革の個性を際立たせるには
いっそ太めのプレーンなブラックのハンドルでシャープにと思い立ち、
つくり直すことに。 勿論、同色も悪くない。
でも圧倒的にブラックがいいのだわっ!
大正解なのだわっ!
革の表面に深く切れ込みを入れていながら強度を保つのは至難の業。
この色、この風合い、この厚みは二度と再現不可能。 大袈裟でなく、まさに奇跡の一枚。
お一人でも多くの方に御覧頂きたく、こちらは当面の間、非売品とさせ頂き
3月六本木の後に続いて、4月の京都展示会場でもディスプレイさせて頂きたく存じます。
*次回フリーオープン:1月16日(金)・17日(土)14:00~17:00
(個展及び展示会準備の為、、2月、3月、4月のフリーオープンはお休みさせて頂きます。
Nobuko Nishida
Posted on 2015年1月12日 09:30 under
BAG&洋服
この人達には、やはり本当に手を焼きましたが、
なんとか三人姉妹仕立て上げました。
こちらが以前UPさせて頂いた、横に長いフラワーレ―スのトート'長女'。
手(=ハンドル)が細くて長く、艶やかで華やかなイメージ。
こちらは新しく、正方形に近いトート'次女'。
艶を抑えたマットな仕上がりが落ち着いた感じで、
少し木彫りのようでもあり、とてもシック。
その雰囲気に合わせて、ほんのちょっぴり太めのプレーンなライトブラウンの革のハンドルで
全体をクラシックにまとめました。 穏やかで寛大な性格の次女さのんイメージ。 私、好きだな。
ですが、上品なお顔に比して、実は、この人には一番手こずりました。
こちらもほぼ同じバランス、'三女'。
打って変わってベルベッティーな表情。
長女に負けず劣らずの華やかさ。
ハンドルはボディーと同じフラワーレースの革を使用。
こうして次女と三女を並べて比べますと、その性格の違いが鮮明に。
制作致しますのに消耗激しく、フラワーレースのご要望沢山頂戴しておりますが、
3月個展には、以上3点のみの出品とさせて頂きたく思います。
尚、既に記させて頂いておりますが、フリーオープンでは、個展用とDIARYの中で綴っております
実物のバッグはご覧頂けません。
3月19日の初日には、ご遠方からお運び頂く方ご予定の方多く、それ故に、
みなさまに同じ条件でご覧頂けたらという想いからでございます。
大変恐縮ではございますが、ご理解頂けましたら幸いでございます。
Nobuko Nishida
Posted on 2015年1月10日 08:39 under
BAG&洋服
先のメールで綴りましたカモフラージュ'名称思案中&募集中?'が完成!!
一見ハードでワイルド、迫力もあるけど、、、どこか品もある。
ハンサムナイスガイ。 理想のタイプ。 笑。
カモフラージュ 'サハラ'君。
ちょっとまだ若い感じね。 やんちゃさん。それだけに、育つとグッと変貌致します。
経年変化をお愉しみの方に。
カモフラージュ 'アマゾン(仮名称)' 氏。
ダンディーなジェントルマン。 随分と大人。
素敵なところにエスコートしてくれそな感じが致します。
三者三様。
どちらがお好みでございましょ?
フラワーレース。
幻の一点かと危惧しておりましたが、革2枚=2頭=トートバッグ二つ分、
フィレンツエから届き早速作業に入っております。
こちらは相変わらず、本当に扱いにくい女王様体質にて、大層に苦戦中でございます。
次のDIRAYはそちらをUPさせて頂きます。
Nobuko Nishida