2014年9月
Posted on 2014年9月30日 09:55 under
BAG&洋服
縦に短く横にワイドなダックスフンドシェイプのトートバッグが完成。
深さが若干浅い分、
重心が下になり過ぎることなく、そして、小柄な方でも見た目全体のバランスが良く、
且つ、リーチが短くても中のものも取り出し易い使い勝手の良い形のトートです。
牛革の裏側には、牛一頭ごとのサイズと等級の刻印がしてあります。
今回、その部分をわざとポケットの裏側のチラリと見える部分に来る様にと
遊び心でつくってみました。
137とは、137デシの意。 (1デシ=10平方センチメートル)
1は、等級1。
持つ人だけの密かな楽しみ。
外が淡いピンク、中央に向かってほんのりオレンジ。
ぎっしり花びらが重なったローズ。優しい香り。
Nobuko Nishida
Posted on 2014年9月29日 12:08 under
制作風景
アトリエの窓からの眺めるヒルサイドテラスの景色。
このところ秋らしい気持ちの良い日が続いております。
早朝ヨガ、日中アトリエで制作、日に3度の春♀のお散歩。
そして体力と時間が許せば夜ヨガ。
お酒も控えて節制した甲斐あって、ようやく体重が元通り。
結局、6月初旬放映の'美の壺'では、人生MAXに太っていた自分を晒したことに(苦笑)。
今からなんと7キロオーバー。
あの頃は体調も悪くて顔もむくんでおりましたので
お話しを頂いた時はお受けするのを躊躇いましたけれど、
丁寧な取材と編集で取り組んで頂いた結果、
お陰様で新しいお客様との出会いがこの夏を通して沢山ございました事
改めて有難かったと想い返しております。
来年3月に予定しております東京六本木のギャラリーでの個展に向けて、
これまで大切に保管してあった貴重な素材も潔く使い、
この美しい季節の日々を大切に制作して過ごしたく思っております。
*10月フリーオープン:10日(金)・11日(土) 共に14:00~17:00
Nobuko Nishida
Posted on 2014年9月26日 10:41 under
BAG&洋服
(*画面をクリック頂くと写真が大きくなりディティールが御覧いただけます。)
実はサイコロリング一つつくりますのに、トートバッグひとつとほぼ同じだけの時間が掛ります。
トートをお待ち頂いている方が沢山居て下さっているので
なかなかサイコロを制作出来ずにおりましたが、少しずつに進めて、
秋らしい4色が出来上がりました。
すべてフィレンツエで鞣された美しく上質の牛革を用いております。
指のサイズは金属の様にピッタリ何号というわけには参りません。
写真右の辛子色と、その左のダークネイビーは少し大きめのサイズし、
ブラックとチョコレートブラウンは少し小さ目に致しました。
ピッタリ合う子が見つかりましたら、
それもご縁とお連れ帰って頂ければ幸いでございます。
少し前のDIARYで制作過程をご覧頂いていた、
こちらはGIANTなダイスリング。
ブラックのクロコダイル。 素材の持つ力ですね、なかなかの迫力です。
お付けしている革の紐に通してペンダントとしてお使い頂けたらと存じます。
ステラが着ているのは、同様にイタリアのブロンズカラ―の麻の布でつくりました
丸襟のAドレスにシャツドレス(写真はショート丈バージョン)をアンサンブルにして。
(帽子私物)
*次月 フリーオープン:10月10日(金)・11日(水)14:00~17:00
Nobuko Nishida
辛子色のトートが完成して、
次なるもの、いざ、同じくナッパのブラックに取り掛からん。
トラ(=牛の首のシワ)がダイナミックに左右に大きく入った革を選んで
その特徴を生かせるようにと、
ヨコに長い'ダックスフンド'と呼んでいるバランスのトートの裁断に入りました。
本日は、滋賀県からお運びのお客様のご予約の日でございました。
これまで、わたくしの方からアポイントの変更のお願いやキャンセルを致したことは一度も
ございませんけれど、やはりいつも個別のご予約の方とのお約束は気が張ります。
都内の方も、ご近所にお住まいのお客様とのお約束も勿論のこと、
お決めした日時通りにと緊張してご用意しますけれど、
やはり飛行機や新幹線に乗ってのご遠方からのお運びをお受けする時には、
一層注意して体調管理もきちんとと、前日から気を遣います。
日を追う毎に責任を感じている次第にございます。
今日は、久しぶりにNobuko Nishidaのボートネックドレスでお客様をお迎えすることに。
この洋服の時は、襟回りにブローチを付けて着るのがわたくしの好きなスタイル。
今日身に付けていたのは、金沢で展示会をさせて頂く折に、
'せっかくだったらその土地の作家さんの作品を身に着けてみなさまのお出迎えを'と想い、
金沢のギャラリーで購入したの秋の実がモチーフのアクセサリー。
身頃と袖の切り替えなく贅沢に一枚繋がったままに裁断したドレスですので
背中や腕廻りも動きやすく、ファスナーも何もございませんから、バンザーイしてストーンと被るだけ。
スカーフやアクセ次第でイメージを色々に変えて愉しんで頂けたらと思っております。
わたくしは冬はこの下にカシミヤのタートルセーターを着たりなんか致しております。
*次月10月フリーオープンは、10日(金)・11(土)の2日間。共に14:00~17:00
Nobuko Nishida
PCの御機嫌が悪くてDIARYが滞りましたので、
本日は、諸々まぜこぜにてUPさせて頂きます。
朝日の差し込むアトリエ。
起きて一番にこの光景を眺めている時が、わたくしの何よりの幸せな瞬間。
辛子色のトートが完成。
横幅約40cm、通勤電車でも持ちやすい人気のサイズ。
ステッチは、淡いベージュで少しシックに。
色の変化が楽しみな色目です。
来月10月のフリーオープンは、
しばらく無くなったままになっておりました定番のナッパのトートのバリエーションを
ご覧頂ける様にと着々と進めております。(下2枚の写真は画面をクリック頂くと拡大されます。)
革の厚みをパーツごとにゲージで0.1mm単位で測りながら調節する工程。
刃がモーターで高速回転しますので危ない作業。
私共のスペースは、制作の場であるアトリエとショップが同じ空間で共存。
刃物や水、時には火も使うこともございますことから、
お客様をお迎えするには、安全の為、事前に設えを整える必要がございます。
その為、フリーオープン以外での個々のお運びにつきましては、前もって日時を設定させて頂く
完全予約制のスタイルを取らせて頂いております。
(当日のご予約はお受けできませんことどうかご理解下さいませ。)
幼少の頃も、ナイスバディなバービーやリカちゃん人形より、
わたしはもっぱら、手づくりヌーヌー(=ぬいぐるみ)ラバー派。
大人のクリエーターが素敵な布で丁寧に創るユーモアたっぷりの作品達。
それぞれに名前もちゃんと付けられて表情も様々。
連れて帰ったらもうファミリーの一員。
(我が家は一気に3人も家族が増えちゃいました。笑)
シルクスクリーンでひとつずつ作られたBoxもオシャレ。
Nobuko Nishidaの展示会でお世話になっている東京青山のギャラリー、
DEE'S HALLにて、'クリーチャーズ展'9月23日(火祝)まで。
*次回フリーオープン:10月10日(金)・11日(土)14:00~17:00
洋服は新色カットソ-(チャコールグレー・ダークネイビー・シルバーグレー)
の受注をお受けいたします。写真は後日UP申します。
Nobuko Nishida
Posted on 2014年9月17日 17:20 under
制作風景
今日は携帯の電源もオフ、PCも朝早くチェックしたきりでCLOSEし
一日制作に集中。
懐かしいこういう時間、こういう感覚。
相当に清々しく、気持ちがいい。
一体何に支配されているのだろう。
何に怯えているのかしら。
自由なはずなのに...
何が大切か。
何をすべきか。
今、何を優先すべきか。
自分を律して毅然と出来ます様にと想います。
久し振りに、辛子色のナッパのトートバッグに取り掛かりました。
Nobuko Nishida
賑やかな祭りばやしを聴きながらの2日目のフリーオープン。
2色染めのダックスフンド(下写真右)は、
キャメルxブラックのミニミニトートを(下写真左)をお持ちのお客様のところへ旅立ちました。
今回のフリーオープン中にわたくしが着ておりましたコットンジャージーのギャザードレスは、
動くとこんな感じ。
代官山ヒルサイドテラスのお神輿。 細部まで凝った装飾。
*来月のフリーオープンは、10月10日(金)・11日(土)共に14:00~17:00
Nobuko Nishida
今月のフリーオープン初日は、又少しいつもと違う雰囲気。
'美の壺'以降、バッグ、それもトートを目指して来て頂く新しいお客様が殆どでしたが、
気候が和らいだせいいでしょうか...
今日はお洋服をご覧になりにお運びのお客様の方のほうが多く、
ご試着なさる方々で華やぎました。
というわけで、展示会やフリーオープンではお馴染み、
頼れる我が敏腕助っ人K女史にお洋服のお客様の対応は任せて、
わたくしは、ショップとなりのアトリエスペースでバッグの制作に勤しむことに。
少し小ぶりのトート、明日には完成してお披露目したいなあ...
下の写真は、昨日UPしましたビターチョコカラーのトート。
わたくしが持ちますとこの位の大きさ。
ステラが着ているのは、首回りが大きく開いた綿ローンのギャザードレス。 こちらもチョコカラー。
わたくしが着ておりますのは、ネック回りが少しタイトなパターンの同じくギャザードレス。
ただ、こちらの素材は綿ジャージーのカットソーでございます。
どちらもたっぷりとギャザーを寄せているのに、とっても軽うございます。
明日はアトリエが在ります代官山ヒルサイドテラスの秋のお祭り。
はっぴ姿が凛々しい殿方達とお神輿、可愛い出店もあるようでございますよ。
こちらはキャメルと鮮やかなグリーンの2色染めの革を
横長のパターンでつくったトート。 なかなかのハンサム君。
明日13日(土)、フリーオープン2日目にデビューのデビューと相なりました。
(*写真をクリック頂くと画像が大きくなってディティールが御覧いただけます。)
Nobuko Nishida
夜の帳の降りるのが早くなって、凌ぎやすいこと、凌ぎやすいこと。
お蔭様で制作にも集中できてはかどります。
今年の夏はなんだかとっても長かった。
やっぱりわたしは秋が一番好きだな。
ビターチョコ色のトートが無事完成。
横長の大人な感じで凛々しい姿に仕上がりました。
(写真をクリック頂くと画面が大きくなり、細部を御覧いただけます。)
今日は、新型ケープドレスのトワール(=下写真右端、本番の生地の前にダミーの布で制作したもの)のチェック。
新しいデザインのサンプルができるといつも必ず
Nobuko Nishidaの既存のアイテム達や時には着物などもラックにずらり並べ、
自分でそのひとつひとつを着ては脱ぎをを繰り返し、
問題なくコーディネートできるかどうかそれぞれとの相性を確認します。
着丈、袖丈、ボリューム感、襟の開き具合、ボタンの位置、ポケットの位置etc ...
細部まで見直し、何度も修正を加えて参ります。
今回のデザインは複雑な為、トワールをもう一度一から製作することに。
その後本番の生地を使ってファーストサンプル制作、そこから更にチェック...
納得のいく状態になるまでは何度でもサンプル制作を繰り返していく
のがNobuko Nishidaのスタイル。
いはゆる一般のアパレルのビジネスのサイクルと全く異なる独自のリズムで
致しているからこそ、ひとりでコントロールしているからこそできる
贅沢なものづくりの進め方かと。
これからも変らずこのまま続けたく思っております。
ご好評頂いているカットソーは、秋らしい色を新たに加えて展開。
今回のフリーオープンでご覧頂きます。
*フリーオープン:9月12日(金)・13日(土) 共に14:00~17:00
Nobuko Nishida
Posted on 2014年9月10日 13:15 under
制作風景
ふたつ前のDIARYでご覧頂いたビターチョコブラウン(=下写真中の一番上の革)とは
全くニュアンスの異なる、甘いスイートな赤みのあるカラ―でもトート(ナッパ)を制作中でございます。
女らしい、フェミニンな雰囲気に仕上がるように、
ハンドルを細目に、手縫いのピッチも細かく、etc...と
ディティールに変化をつけてつくっております。
同じブラウンでも、異なる表情を持つふたつのトートバッグをご覧頂けたらと思っております。
いずれも次回フリーオープン、9月12日(金)・13日(土)14:00~17:00で
お披露目させて頂きます。
Nobuko Nishida